事業紹介

優れたペプチド医薬品の開発を通じ、新たな治療選択肢の提供と医療経済への貢献を目指します

従来の医薬品が抱えている課題克服を可能にします

低分子医薬品と生物学的製剤の利点を兼ねた中分子医薬品

一般的な飲み薬として知られている医薬品は、その多くが分子量500以下の低分子医薬品と呼ばれています。この対極にあるのが、バイオテクノロジーの発展により登場した生物学的製剤です。代表例である抗体医薬品は分子量150,000程度にも及び、非常に大きな分子です。これらの生物学的製剤は、低分子医薬品では制御できない分子標的に作用し薬理機能を発揮できるメリットがある一方で、遺伝子組み換え動物細胞など生物を生産工場として利用しないと製造できないため、生産管理に手間がかかり、製造コストも高いといった問題点がありました。

ペプチドは、分子量という観点では、低分子医薬品と生物学的製剤の中間の特徴を有している、「中分子医薬品」として注目されています。低分子医薬品では標的とすることができないような分子(一部のGタンパク質共役受容体など)についても薬理作用を発揮することができることに加え、生物学的製剤と異なり、完全に化学合成で製造可能であるという特長を有しています。

生物学的製剤の使用による医療費の高騰に対応可能

医療産業を取り巻く課題の一つに、医療費の高騰の問題があります。未だ治療方法がない製品に対し、新たな薬を創ることは非常に重要な事である一方、治療に要する費用を個人レベルのみならず、公的社会保障システムにおいても青天井で負担出来なくなっているのも事実です。すでに、公的な社会保険システムを運用する国では、画期的な新薬が出ても、高額な薬価のため保険収載がされないという事態も出てきています。

ペプチド医薬品は、低分子医薬品同様完全化学合成での原薬供給が可能になります。これは、生物学的製剤を使用する上で問題になる、製造方法開発や製造ラインの維持管理に関するコストの高騰などの課題が解決されることを意味します。ペプチドを有効成分とする画期的新薬が生み出されることで、新たな治療法を必要とする患者さんが、許容可能なコストで薬剤の恩恵を享受できるようになる事が期待されます。

これまでに有効な選択肢がなかった標的受容体に対する医薬品を開発できる

最近では、遺伝子工学技術の発展により、元々生体には存在していないペプチドを新薬のリード化合物として見出す探索技術が確立してきており、今後ペプチドを有効成分とした中分子医薬品がアンメットメディカルニーズの充足に大きく寄与していくと期待されています。さらに、化学的修飾を用い、選択性や安定性など医薬品として求められる条件を最適化したうえで、臨床開発候補品を創出することができるようになっております。

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